近年の家具の傾向について
近年では、人件費の比較的安い国でコストを掛けずに“低コストで大量生産”する企業が増えているように思います。そして、そういった低価格の家具が売れているのもひとつの傾向のようです。
また、一方では、少し高くても“オーダーメイドの家具が欲しい”と言う方もいます。
どっちが良い悪いとは思いませんが・・・・
しかし、大量生産の家具の多くが長持ちしないのが現状で、壊れても直さず捨ててしまうのも現状です。大体は粗大ごみになってしまうのかな・・・というのが悲しい現状です。
使い捨て文化について
さて、先に話したことに繋がるのですが、日本の使い捨て文化について少し・・・・
使い捨て文化は日本人独自のもので、ひとつの家具を何代にわたって使うというのはごく稀なことです。(違う人も居るのですが・・・)しかし、外国、ヨーロッパは違うのです。
例えば・・・
イギリスでは、ひとつの家具を何代にも渡って使い、又それを誇りに思っているのです。自分たちの先祖が使っていたものだから、大事に大事に使うのです。
又、建築物にもそういったことが言えます。例えば・・・
スペインの建築家、アントニオ・ガウディが設計した、“カサ・ミラ”というアパートがあります。1910年に建った建物で、約100年近く経っているのに今でも住む人たちが内装を直しながら住んでいるんです。そこまでして、古いものを直しながら使う文化があるんです。これってすごいことだと思いませんか?
そのほかにも、住宅、車、洋服、何をとってももう一度直して使う文化が外国では根付いているんです。
私たちは、日本もそういった文化を見習っても良いのではと思います。
だからこそ、まだ使えそうな家具は直しながら使って欲しい!!その為にも最初から少し高くても価値のある良いものを作って、長く使って欲しい!!・・・・
私たちそう願っているのです。
お客様への思い
私達は、“家具は毎日使う物なのだから、使う人に合った使いやすい最良のものを”と考えます。しかし、いくら私たちが“いいもの”といって押し付けても、お客様にとっては“いいもの”にはならないと思うんです。
ですから、家具を作るときはお客様の考えを基に、プロとしての提案もさせて頂きながら一緒にお客様にとって“最良のもの”を作っていきたいと考えています。だからこそ、私達は、お客様との細かい打ち合わせを大切にしています。
手作りと機械を利用することについて
手作り手作りとよく言いますがこの現代社会において、手作りのみで家具を作るというのは無理があるんです。
例えば、手作りパンといっても、オーブン等をつかいますよね。実際に当工房でも、手で作りながら、必要な部分では機械を利用して作っています。しかし、それにはちゃんと理由があるんです。
現実的な話ですが、全ての工程を手作りで作ってしまうと時間がかかってしまいますし、コストも上がってしまうのです。結果、割高になってしまいます。
私達は、少しでもお客様の要望にお答えするために、手作りと機械を併用しながら家具を作っています。
最後に
家具とは、「家」の「道具」と書きます。工房のスタッフ全員が、お客様が使っている姿を常に想像しながら家具を作っています。お客様の好みや考え方、体にあったものを、一緒に作っていきましょう!!

