全国のみなさん　　おはようございます！　　少しの間　職人募集の投稿を続けていますが、おかげさまで、なんだかあちこちから電話がかかって来るように成りました。

色々対応してますけども、微妙に募集の趣旨がお分かりにならないような方もいたりして、どうしようか少し考えてみました。　連絡を頂けるだけでもありがたいことです。

という事で、これはひとくちに家具作りと言っても　一般的には大きな家具販売店で見るような家具を想像されてるのではないのかなぁ～と、思った次第です。

そこで今回から、田舎の家具屋が良く作っているものを少し紹介しようかと思います。　　過去に作ったものを時々紹介しながら、時にはまた我がスタッフたちも紹介します。

さて！　今日は特注のキッチンです。　　キッチンは種類が沢山あって、とくに天板はステンレス、人工大理石、無垢材、メラミン化粧板、特殊な所では強化ガラスなど・・・

この中で使う上で特に注意しなければならないのは、天板が無垢材の場合・・・キッチンだけに水がしみこむと大変ですから、こまめに手入れしなければ成りません。

それと、天板が強化ガラスの場合・・・　これはもう～ご存じかと思いますがなにせ強化とはいえガラスですから、よほど注意しないと割れてしまいます。

良くあるのは、ガラスのテーブルなんかありますね！よほどのことがないと割れませんが、キッチンと成ると大変です、フライパン、鍋など　金属を使いますので・・・

それにしても、どれもこれも水が関係しますから、常に乾いた布で拭きとりながら　毎日手入れが必要です。　　写真のキッチン・・・前面は無垢材です。

引き出し内部は　手入れがしやすいように　白の化粧合板、全てスライドレール付きです。　引き出し箱が全部引き出せるタイプで　さらに閉める際に最後の2センチ程度から自動で

しまってくれるタイプ。　いわば車の扉が最後のしまりを　自動で引いてくれるような感覚です。　この5年ほどはこれが主流となってます。　一番肝心なことは　既製品のキッチン

と、どこがどう違うのか？　という事ですね。　　まずは、よほどのことが無ければ、何度でも修理が効きます！　ただし、若干予算がかかりますけどね。

さらに、大きな違いは　お客様の好きなようにサイズ指定できること。　素材も自由に選べるし、色も・・・　制限が有るのは組み込む　ガスコンロ（IHなども）などの器具ですね。

食洗器も制限が有りますし、オーブンもそうです。　　もう一つ大きな違いは目に見えないところですが、　特注キッチンの場合は、と言うよりもどうかなぁ～・・・田舎の家具屋の

場合かな？　天板以外の全てが　”　木　”　を使っているという事かな？　ま、天板も無垢材を希望される以外は　という事ですけどもね。　　ところが既製品は少し違うんです。

既製品のキッチンの場合は、例えば引き出しの箱・・・これはプラスチック製があり、パーティクルボードと言って木を粉々にして樹脂で固めたものを使ったり、MDFと言って

木を粉末状にして樹脂を練りこんで固めたものを使ったりしてる訳です。　それらは少し水に弱いのです。　最も木材自体が水に弱いことは確かですが・・・　その木材よりも

さらに弱くて、水分を吸うとものすごく膨らんでくる・・・　いわばダンボール状態になるわけです。　　ですから、既製品はさらに手入れが大変です。

常に、見えないところまで気を配って　手入れしなければいけません！　　　強度的な問題も既製品と特注キッチンでは　かなりの差が有ります。

特注キッチンはこうして考えると　既製品よりも全てが優れているように感じますし、事実そうです。　　しかし、ただ一つ最大の欠点が有るのですが・・・・・

それはなにかと言うと、既製品と比べたら、若干高価な所かな？　　ハハハ・・・　特に要望が多いと　少しづつ予算が増えていきますからこの点は注意が必要ですね。

最大の欠点は予算の問題と言いましたが、これは逆に最大のいい点でもあります、　ご自身の好きなように使い勝手を考えて　ご自分でデザインできるという事。

収納するお皿や　小鉢、グラス、キッチンの小物など　全てをご自分で考えることが出来ます。　そう思うとけして高価でも何でもないと思います。

例えば既製品で気に入ったキッチンが　およそ80万ほどだったとします！　それを20年使ってみてください。 一日あたり　110円ぐらいです。

では！　30年使うつもりで　特注のキッチンを購入するとしたら・・・およそ120万円の予算となります。　　このぐらいの予算ならばある程度のキッチンが出来ます。

このような考え方も出来るような気がします。　上記の予算にはもちろん器具の価格は含まれていませんが、ご自分の好きなようにデザインしての特注キッチンも

悪くはないように思います。　　　この予算などは　全て住宅ローンに組み込めば　さほどの負担にはならないような気がしますが　どうでしょう。

今日も色々とお話しましたが、家具作り職人見習い募集！　　今回の募集はこのように　徐々に技術を磨いていけば　作るものも徐々にレベルが上がります。

今回の募集は出来れば　男性が望ましいし、また　将来的には　工房の段取りを引き受けて行けるような考えの方が望ましいと思っておるわけです。

何をおいても、修行の期間は　8～10年はかかります。　将来は職人たちをまとめる立場になっていけるように指導したいと考えております。

気になる方・・・　遠慮なく電話をください。　　又はメールでもかまいません！　　どうか遠慮なく連絡をください！　いつでも工房見学できます。

平日ならば　AM8時半～PM5時ごろまでの間・・・　土曜日ならば　事前連絡でお願いします。　　では今日はこの辺で・・・・・・