職人見習い募集~ 心待ちにしてます。

日曜日の朝を迎えました。 朝のパトロール・・・ 休日でも朝は工房の見回り点検!田舎の家具屋のおやじの仕事です。

工房の有る小さな工業団地ですが、なかかな治安が悪くなりましたからねぇ~実は、正月明けに工具が盗難に合いましたから・・・

日々の点検は欠かせません!

さて! 職人見習い募集についてまた少し説明を加えておきたいと思います。  世の中には良く ”職人” だとか ”達人”

などと言う言葉が出てきますね! テレビなどでも沢山出てきます。 お菓子職人 寿司職人 パン職人・・・世の中職人だらけだ。

ハハハ  達人も沢山いる。  その道の達人!・・・  職人と達人・・・ 個人的には似たようなものかなぁ~と思ってます。

で、話を変えて この10年? いや!20年以上かな?  昔は良いものさえ作っていれば 必ず売れるという時代が有った。

昭和の時代かな?  ハハハ  しかし、ここ20年ほどは、どんなに良いものを作っても 必要のないものは売れない時代だ。

人々は、ほしいものは買わなくなった! 職人がどんなに手を加えて良いものを作っても、それが必要なければ全く売れないし、

売れないからと言って どんどんディスカウントして安くしても 必要なければだれも買ってくれないのだ。

食べ物であれば、例えばものすごく見た目の良いケーキ、すごくおいしそうなお菓子など、腹がすいてないと買わない!

おなかが減ってないと買って食べる気にもならない・・・ 逆に、見た目は悪くとも ものすごく腹が減ってれば買って食べる。

とにかく物が氾濫している世の中だ、必要と成れば何でもお金で手に入る時代だ! ほしいものは買わないのである。

逆にどうしても必要と成れば 車で1時間かかろうが、2時間かかろうが、買いに走るし、ネットで何時間も検索して探す。

そんな時代のいわゆる職人と言う物・・・ 一口に言うと、職人のこだわりで 押しつけるようなものは受け入れてくれない。

職人が、これは一週間かかって作っただとか、一か月もかかったんだ、などと言う事は それを買おうとする側には全く関係ない。

例え1年かかろうと、買う側の立場では それは全く関係ない話なのだ。  必要かどうかで判断するだけなのだ。

現代の職人とは?  作る一方ではいけない! 商人的な資質も必要という事だ。 世の中にどのようなものが必要とされてるか?

人々は何を必要としているのか?  その辺を常に情報を集めながら 日々、技術に磨きをかける努力が必要だと考える。

古い考えを捨てないといけない!  職人として腕がいいから 良いものが作れるとは限らないと思ってますがどうかな?

逆に言うと 田舎の家具屋は一流の職人など必要ないと思ってる。  経済の動きに多少なりとも敏感な職人が一番!

世の中の動きが若干で良いから、知りつつ 良い家具を作るという感じかな?・・・最も、工房には一流の職人は一人も居ない。

工房には、ほぼ半人前?あるいは 今風に言うとなんちゃって職人・・・と言うところか?  ハハハ

我が田舎の家具屋のスタッフたちは ほとんど 二流職人と言っても良いかもしれない。 しかし、情報の動きは日々伝えている。

毎朝の朝礼で 家具屋のおやじが、日々の経済状況を伝えてる・・・例えば今回のコロナに関しても 1月の中頃の時点で

すでに、これはまずいっ! と、おやじが感じたので 今後はこのように成りますよと 日々の動きを伝えてある。

一番極端な例が、今後関東方面、関西方面、東海地方などの仕事は激減が予想されるので、積極的には県外は避けるようにします。

そのように、一月中頃には伝えて、代わりに県内にシフトします!  即座に方向転換・・・ そして今、全くその通りに成った。

出来るだけ、社員の生活を維持しながら、利益を保つ・・・ 一番大事な事ですね!

そんなことで、今回の募集は ただ単に給料が沢山ほしい、休日が沢山ほしい・・・ もう~仕事を覚える以前からそのようなことを

言う人が多すぎる。  世のなか仕事のできない人は収入は増えないのは当たり前だ。  休日も同じ事だと思う。

収入も、休日も、世の中に貢献できなければ増えないのだ。  給料は会社からもらってると勘違いしてる人が多すぎる。

給料や休日は、お客様から注文を受けて、お客様の要望通りに家具を作って、作った家具を納品して お客様が見て納得して

そこで初めてお金を頂ける。 その頂いたお金を一時的に会社が預かってるに過ぎない。その頂かったお金をスタッフ全員に分配してるだけなのだ。

ここを勘違いしてる人がいかに多いか・・・・情けなくなってくる。 だから一生懸命良いものが作れるように努力しなければならないのだ。

日々技術を磨かなければいけないのだ。 ただし、何度も言うがそれだけでは現代の職人にはなれない・・・・・

ここ加茂・田上地区の家具・建具職人・・・ 沢山います。 居るにはいるけども、 一人一人の技術はある程度ある。

一流の建具職人もいる。 一流のたんす職人もいるし・・・・・一流どころが沢山・・・・・・しかし、物事の考え方の一流は???

ごく一部物事の考え方の良い人もいますが、大半は全くなってない! 何がなってないかと言うと、仕事を受けるときに

とにかく過去に作った いわば作品の自慢話が多すぎる。 お客様がこんなのを作ってほしいと要望しても

いやぁ~そこはこうしたほうが良いよ、ああしたほうが良いよ・・・・・ とにかく自分の考えをお客様に押しつける。

これがまず最大の欠点!  そういう職人は世の中が見えてない。  自分の考えを押し付けるというのが一番嫌われる。

田舎の家具屋に一流の職人が居ないというのは そこが違うという事である。 いわゆる職人とは頑固だというのは

もう~過去のものであり、自分の考えをかたくなに押しつけようとする行為・・・ そんな職人はもう~必要ない。

実は家具屋のおやじも まだまだ道半ばで 物事の考え方を 今猛勉強中ではあるが・・・ ハハハ

長くなりましたが、今日はこの辺で・・・ まだまだコロナに警戒して過ごしましょう。 誤字・脱字はお許しを。

ページトップへ