古い本を読み返す・・・

10月に入りましたね。  今年も残り3か月と成りました、この時期は一雨ごとに気温が下がり始めます。 工房もそろそろ薪ストーブの準備をしなければ・・・

先月また古い本を出してきて読み返しました。 改めてなるほどなぁ~と感心しました。  もう~37年も前の本! 木についていろいろ書いてある。

あとは、田舎暮らしで自給自足をしながら家具作りをする。  作った家具は東京で売る・・・ 高山の隣村に工房を構えて 無垢材の家具を作る。

その暮らしぶりが書いてあるが、なかなか厳しいと思える。  私の生まれは超~田舎なのでこの本を読まなくても田舎暮らしの厳しさは肌で体験してる。

無垢材の家具を手作りするわけですから、当然高価なものに成る。 という事は東京へ行って売るにしてもかなり裕福な方々へ売らないといけないね。

そんなことも当然のことのように書いてある。  本が出た当時に読んで 高山まで出かけていきましたがなるほど大変そうでしたね~ なにせ山奥だ。

今でも商売を続けていて 東京の町田にショウルームが有るんだよね。 いまではもう商人に成ってるらしく受注したものは全てではないが外注に出すらしい・・・

あとは、職人を育てる事もやってるらしいね。  そこで育った職人の卵たちはいったいどこで活躍してるんだろう?  そんな事も考えたりしてます。

独立させて下請けとして使ってるのだろうか? それも有りそうですね!? そうでなければ育てる意味がない。 全国的に職人の高齢化が進んでるからねぇ。

本の中身を見て 田舎の家具屋のおやじと全く同じ考えが書いてある・・・生活の場で出来るだけごみを減らす努力をする事。 とくに処理しにくいゴミを減らす。

要は、家具を購入するには 出来るだけ長持ちするものを購入したほうが良いという事。 使い捨ての家具はとくにいけない! ゴミに成っちゃうからね。

若干高価でも二倍も三倍も長持ちしたらゴミは出ない!  森の木の伐採を減らす効果もあるし、地球温暖化も防げるしね。  家具に限らずに、

生活に必要な物は全てにおいて、長持ちするものを使うようにしたいものだ。 木で作ったもの、金属で作ったもの、プラスチック製品も 全てにおいてである。

また、食べ物も同じである・・・ どんな食べ物でも捨てないようにしたいものだ。  過剰に作って食べ残すなんてことは もってのほかだという事ですね。

話は変わるが、人材募集継続してます。  この事も書いてあるが、これもまた全く同じ考えのようで、募集すると色んな人が来る。

ところが、長く続かない・・・ 履歴書には必ず、物つくりが好きなんです、あるいは家具作りが好きなんです、とにかく興味が有ります・・・・・

良いことをたくさん書いてある。  10人来ると良くて一人残るかどうか? 家具作りが好きだと言う人は 本当は好きかどうか自分では分かってないようです。

本当は好きじゃないかもしれない? 興味もないかもしれない・・・ 単に就職したいだけの人も多い。  およそ一か月程度一緒にやってると分かる。

本来は、本当に家具作りを一生の仕事にしたいという方が一番いいと思う。 自分が好きな仕事を一生続けるというのが一番いいと思う。

しかし、自分が好きな仕事を一生続けてる人と言うのは、ごくわずかだそうです。 ほんの1~2%だそうです。 好きな仕事を続けるという事はかなり大変だという事です。

かなり大変な思いをしながら続けなければならないのだそうです。  食べるのがやっとで生活に余裕がなくなるらしい?・・・ しいて言えば売れない作家みたいな?

あるいは書いた絵が全く売れない画家みたいな感じ、どうにか生きてるだけの生活! そんな感じだそうで成功できる人は ほんの1~2%と言う事らしい。

好きでも嫌いでもないけども、続けてるうちにやがて少しは好きになる仕事。 これが一番いいのだそうな?  言われてみればそんな気もしますよね。 ハハハ

そんな訳で、人材募集~継続中です。

 

ページトップへ